壁に発見した、一本の細いひび割れ。業者に頼むほどではないけれど、見るたびに気になってしまう。そんな、幅0.3mm以下の軽微なひび割れ(ヘアークラック)であれば、DIYで比較的簡単に、そしてきれいに補修することが可能です。自分の手で住まいをメンテナンスする達成感も味わえる、基本的な補修手順を分かりやすく解説します。まず、作業を始める前に、ホームセンターなどで必要な道具を揃えましょう。必須アイテムは、ひび割れを埋めるための「壁補修パテ」(チューブタイプが使いやすい)か、弾力性のある「コーキング剤」。そして、パテを平らにならすための「ヘラ」、補修箇所以外を汚さないための「マスキングテープ」、最後に仕上げで表面を滑らかにする「サンドペーパー(紙やすり)」です。これに加えて、掃除用の雑巾と、手を保護するゴム手袋があれば万全です。準備が整ったら、いよいよ作業開始です。【Step 1:下準備】まず、ひび割れの周辺を固く絞った雑巾で拭き、ホコリや汚れをきれいに取り除きます。汚れが残っていると、パテの密着が悪くなる原因になります。そして、仕上がりを美しくするための重要な工程が、ひび割れの両脇に沿って、数ミリの間隔をあけてマスキングテープを貼ることです。【Step 2:パテの充填】補修パテのチューブの先端をひび割れに当て、亀裂をしっかりと埋めるように、ゆっくりと充填していきます。この時、少し盛り上がるくらいに、やや多めにパテを出すのがコツです。【Step 3:ならし作業】パテを充填し終えたら、ヘラを使って、壁の表面と平らになるようにならしていきます。マスキングテープの上を滑らせるように、余分なパテを一定方向にスーッと取り除きましょう。【Step 4:乾燥と仕上げ】パテが完全に乾燥するまで、製品の指示に従って待ちます。乾燥後、マスキングテープをゆっくりと剥がします。最後に、補修した部分と周りの壁との間にできたわずかな段差をなくすため、サンドペーパーで優しく研磨して表面を滑らかにすれば完成です。もし壁紙が貼られている場合は、同じ柄の補修用シールを上から貼ると、より目立たなくなります。この手順で、気になる壁のひび割れは、あなたの手によってきれいに修復されるはずです。
自分でできる!内壁の軽微なひび割れ補修術