網戸の網を張り替える際、多くの人は素材や網目の細かさに注目しますが、実は「色」も、お部屋の快適性や窓からの眺めを大きく左右する、見過ごせない重要な要素です。現在、網戸の網の色として主流となっているのは、「グレー」「ブラック」「ホワイト(シルバー)」の三色。それぞれに異なる特性があり、あなたの暮らしに意外な効果をもたらしてくれます。まず、長年にわたって網戸の定番色として親しまれてきた「グレー」。その最大のメリットは、中間色であるため「汚れが目立ちにくい」という点です。砂ボコリや排気ガスといった、屋外の汚れが付着しても、黒や白ほど目立つことがありません。こまめな掃除が難しい場合でも、比較的きれいな見た目を保つことができる実用性の高さが、長く愛されてきた理由です。視界に関しても、良くも悪くも無難で、どんな住宅にも調和しやすい万能カラーと言えるでしょう。次に、近年その人気が急速に高まっているのが「ブラック」です。黒い網戸を選ぶと、室内から外の景色が驚くほどクリアに見えるようになります。これは、黒という色が光を吸収する性質を持っているためです。一般的なグレーの網は、光を乱反射して網自体が白っぽく見え、視界を妨げます。しかし、黒い網は光を吸収するため、網の存在感が薄れ、まるで網戸がないかのような開放的な眺望が得られるのです。景色の良いリビングや、庭の緑を楽しみたい窓には最適な選択です。ただし、白いホコリなどが付くとグレーよりも目立ちやすいというデメリットもあります。最後に、「ホワイト」や、光沢のある「シルバー」系の明るい色の網です。これらの色は、黒とは逆に光を反射する性質を持っています。そのため、日中は太陽光を反射して、外から室内が見えにくくなるという「プライバシー保護」の効果が期待できます。また、光を室内に取り込み、部屋全体を明るく見せる効果もあります。しかし、その反面、室内から外を見ようとすると、網自体が白く光ってしまい、景色がぼやけて見えるという明確なデメリットが存在します。汚れの目立ちにくさを取るか、眺望を優先するか、それともプライバシーか。それぞれの色の特性を理解し、設置する窓の場所や目的に合わせて選ぶことで、あなたの暮らしはより快適になるはずです。
網戸の網は「色」で選ぶ!黒・グレー・白がもたらす驚きの効果