先日、ずっと気になっていたリビングの壁紙張り替えに、ついに私も挑戦してみました。築年数の古い我が家は、壁紙も長年の使用で黄ばみが目立ち、部屋全体がどこか暗い印象だったのです。専門業者に依頼することも考えましたが、費用を抑えたいという気持ちと、一度自分でやってみたいというDIYへの憧れから、思い切って自分で張り替えることにしたのです。このコラムでは、私の壁紙張り替え体験記をお話しします。 まず、何から手をつけていいか分からず、インターネットで「壁紙張り替え DIY 初心者」と検索することから始めました。そこで見つけたのが、生のり付き壁紙の存在です。糊を塗る手間が省けるという手軽さに惹かれ、真っ白でシンプルなデザインのものを数メートル分購入しました。同時に、カッター、地ベラ、なでバケなどの基本的な道具も揃え、準備万端。 作業初日、まずは一番目立たない壁の一角から試すことにしました。古い壁紙を剥がす作業は、想像以上に大変で、特に角の部分は剥がしにくく苦戦しました。しかし、下地処理の重要性を知っていたので、パテで凹凸を埋め、丁寧にヤスリがけをしました。 この地道な作業が、後々の仕上がりに大きく影響すると信じて、手を抜かないように心がけました。 新しい壁紙を貼る時も、最初は戸惑いました。壁紙が曲がってしまわないか、空気が入ってシワにならないかと、不安で手が震えたのを覚えています。しかし、説明書通りに少しずつフィルムを剥がしながら、なでバケで空気を押し出すように作業を進めると、意外にもきれいに貼れることに気づきました。 一枚目がきれいに貼れた時の達成感は格別で、そこからは自信を持って作業を進めることができました。 全ての壁の張り替えを終えるのに、週末を丸々使いましたが、その苦労は新しい壁紙がもたらしてくれた変化で吹き飛びました。部屋全体がワントーン明るくなり、清潔感あふれる空間に生まれ変わったのです。家具も以前より映えるようになり、友人からも「カフェみたいでおしゃれになったね!」と褒められました。 今回のDIY体験を通じて、壁紙一つで部屋の印象がこんなにも変わるのかと改めて感動しました。費用を抑えつつ、自分の手で理想の空間を作り上げられた喜びは、何物にも代えがたいものです。もし、壁紙張り替えDIYを迷っている方がいたら、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。