「そろそろトイレを新しくしたい」そう思い始めてから数年、ついに我が家でもトイレリフォームを決意しました。きっかけは、長年使っていた便器の汚れが目立つようになり、掃除をしても落ちにくくなってきたこと。それに、以前から気になっていた節水機能や自動洗浄機能も取り入れたいという気持ちが強くなってきたのです。この体験記では、私がトイレリフォームの相場を調べ、最終的にどのような決断を下したのかをお話しします。まず、インターネットで「トイレリフォーム 相場」と検索すると、様々な情報が飛び交っており、正直なところ最初は戸惑いました。便器の交換だけなら数十万円、内装工事も含むと百万円以上、といった大まかな金額は把握できたものの、自分の家に当てはめるとどれくらいになるのかが分かりません。そこで、いくつかのリフォーム会社に見積もりを依頼することにしました。複数の会社から届いた見積もりを見ると、確かに金額には差がありました。本体価格はもちろんのこと、工事費用や諸経費も会社によって異なります。特に注目したのは、提案された便器の機能とデザインです。当初は漠然と「最新のものが良い」と考えていましたが、各社の担当者から具体的な機能の説明を受け、我が家に本当に必要な機能は何かをじっくりと考える良い機会となりました。例えば、TOTOの「ネオレスト」やLIXILの「サティス」といった高機能タンクレストイレは魅力的でしたが、価格もそれなりに高額です。一方で、タンクありでも十分な節水性能を持ち、手洗い器付きのタイプもあり、こちらは費用を抑えつつ利便性を確保できる選択肢でした。私は家族構成や来客の頻度、そして何より予算を考慮し、最終的には中価格帯のタンクあり節水型便器に、壁紙と床材の張り替えを加えたプランで契約することにしました。契約から工事完了までは、想像以上にスムーズでした。工事自体は一日で終わり、職人さんの手際の良さに感心しました。新しいトイレは、以前の便器と比べて格段に清潔感があり、節水効果も実感できています。何よりも、自分自身で納得して選んだという満足感が大きく、リフォームして本当に良かったと感じています。今回のリフォーム体験を通じて、トイレリフォームの相場は単なる数字ではなく、自分のライフスタイルや希望を具体的に反映させて初めて見えてくるものだと学びました。
トイレリフォーム我が家の相場と決断