部屋の雰囲気を手軽に変えたい、そんな時に魅力的なのが壁紙の張り替えです。一見難しそうに見えるDIYですが、適切な準備と手順を踏めば、初心者でも十分に挑戦できます。このコラムでは、初めて壁紙張り替えに挑む方のために、成功への第一歩となる基礎知識と心構えをお伝えします。 まず、壁紙張り替えDIYの最大のメリットは、費用を抑えられることです。業者に依頼すると材料費に加えて施工費や諸経費がかかりますが、自分で作業すれば材料費と道具代のみで済ませられます。例えば、6畳の部屋であれば1万円程度の予算で済む場合もあります。また、自分の手で部屋を作り上げていく達成感も、DIYならではの魅力でしょう。 次に、壁紙選びです。DIY初心者におすすめなのは、「生のり付き壁紙」です。あらかじめ裏面にのりが塗られているため、自分で糊を塗る手間が省け、作業が格段に楽になります。また、無地の壁紙を選ぶと、柄合わせの心配がないため失敗のリスクを減らせるでしょう。貼って剥がせるタイプの壁紙も、賃貸物件などで原状回復が必要な場合に便利です。 作業に取り掛かる前に、準備をしっかり行いましょう。必要な道具は、カッター、地ベラ、なでバケ、スムーサー、ローラー、メジャー、スポンジなどです。これらの道具はホームセンターやオンラインストアで手軽に揃えることができ、初心者向けのセット商品も多数販売されています。 実際の作業では、いきなり広い面を貼るのではなく、まずはトイレや収納の内部など、狭い場所から始めることをお勧めします。小さな場所で作業の流れや道具の使い方に慣れることで、自信がつき、広い壁面での作業もスムーズに進められるようになります。 壁紙張り替えDIYは、焦らず、一つ一つの工程を丁寧に進めることが成功の鍵です。このコラムが、皆さんのDIYライフの第一歩を応援できれば幸いです。