春先や台風シーズンなど、強い風が吹き抜ける季節には、網戸が突然レールから外れてしまうトラブルが急増します。ガシャンという音と共に網戸が外れると、慌てて戻そうとするものですが、風が吹いている中での作業は危険を伴いますし、焦れば焦るほど網戸はレールにはまってくれません。強風で網戸が外れる主な原因は、網戸の上部に備わっている外れ止めという部品が適切に調整されていないことにあります。この部品は、網戸が上に持ち上がってもレールから脱落しないようにストッパーの役割を果たすものですが、これが下がった状態だと、強風による風圧で網戸が浮き上がった際、簡単に外れてしまうのです。逆に、外れた網戸をはめる際にこのストッパーが邪魔をして「はまらない」と悩む方が多いのも事実です。網戸を正しくはめるための手順は、まずストッパーを一番下まで下げて、レールのための十分な余白を作ることから始まります。次に網戸を上に持ち上げるようにして上のレールに差し込み、下の戸車をレールに乗せます。無事にはまったら、ここからが最も重要なステップです。下げていた外れ止めを、レールの天面にギリギリ接触しない位置まで押し上げ、ネジでしっかりと固定します。この調整を行うことで、次に強い風が吹いても、網戸が持ち上がって外れるのを物理的に防ぐことができるようになります。また、網戸がはまりにくいもう一つの原因として、レールの溝に溜まった埃や落ち葉が、戸車の動きを妨げている場合も多いです。外れたついでに、濡れた雑巾やブラシでレールを掃除しておくと、その後の設置がスムーズになります。網戸は軽量であるため、一度外れるとそのまま風に煽られて階下に落下し、重大な事故に繋がる恐れもあります。外れた網戸がはまらないと格闘する前に、まずは安全な室内側に網戸を引き込み、部品の状態をよく観察してください。構造さえ分かれば、特別な力は必要ありません。定期的に外れ止めのネジが緩んでいないかチェックする習慣をつけることが、不意のトラブルから家と家族を守ることに繋がります。心地よい風を取り入れるための網戸が、凶器にならないよう、日頃からの正しい知識とメンテナンスを心がけましょう。
風の強い日に網戸が外れて困らないための対策と直し方