網戸を自分で張り替える際、誰もが憧れるのが「たるみのない、ピンと張った仕上がり」です。これにはいくつかの職人直伝のコツがあります。まず第一に、網をサッシに乗せた後、四辺をしっかりとクリップで固定することですが、この時に網の目(縦糸と横糸)がサッシの枠に対して並行であることを確認してください。網の目が斜めになっていると、どんなに強く張ってもシワが寄りやすくなります。次に、ゴムを入れ始める位置です。長方形の網戸であれば、短い辺の角から始めるのが一般的ですが、最初の数センチメートルはローラーを使わずに、指やローラーの柄の先でグッと押し込み、起点を作ることが大切です。ゴムを溝に入れていく際は、ローラーを動かす方向の少し先を左手で軽く押さえ、網が動かないようにガイドしながら進めます。角の部分は、ゴムを無理に曲げるのではなく、一度浮かせ気味にしてからV字に折り込むようにすると、隙間なく綺麗に収まります。そして、最も重要なのが「力の入れ方」です。網を力任せに引っ張るのではなく、ゴムを押し込む際の圧力で自然に網が引っ張られる感覚を意識しましょう。ローラーを二、三往復させて、ゴムが溝の底にしっかり着座しているかを確認しながら進めるのが失敗しないコツです。一周して戻ってきたら、ゴムを少し長めに残して切り、端を最初の部分に突き合わせるように押し込みます。最後にはみ出した網を切る際は、カッターの刃を常に新しくしておくことが肝心です。切れ味が悪いと網の繊維を引きちぎってしまい、断面が毛羽立ってしまいます。刃を寝かせるようにして、サッシの内側の角に沿って滑らせるように動かせば、驚くほど滑らかにカットできます。もし途中で網がたるんでしまったら、その部分だけゴムを外してやり直せば良いだけのこと。完璧を求めすぎず、少しずつ調整していく柔軟さがDIYの成功を支えます。これらのポイントを押さえるだけで、あなたの網戸張り替えのクオリティは格段に向上し、来客に見せても恥ずかしくない見事な仕上がりになることでしょう。
初心者でもプロ並みに網戸を張り替えるコツ