和室をフローリングにするリフォームを機に、多くの人が取り組むのが収納スペースの抜本的な改善です。和室にある「押し入れ」は、布団を収納するには最適ですが、衣類や細々とした日用品を整理するには奥行きが深すぎて、デッドスペースが生まれやすいという欠点があります。床をフローリングにする際、この押し入れを大容量のクローゼットや、歩いて入れるウォークインクローゼットに改造することで、部屋全体の機能性が驚くほど向上します。まず、床のフローリングを押し入れの内部まで連続して張り込むことで、床面の境界がなくなり、大きなキャスター付きの収納ケースや重いスーツケースをスムーズに出し入れできるようになります。中段の棚を取り除き、上部に枕棚とハンガーパイプを設置すれば、丈の長いコートやワンピースも楽に収納できる現代的なクローゼットの完成です。さらに、壁面に可動棚を設置すれば、趣味の道具や書類、掃除機などの家電製品も効率よく収まります。床を板張りにしたことで、湿気対策も行いやすくなります。畳に比べてフローリングは湿気がこもりにくく、さらにクローゼット内部の壁を調湿効果のある素材や通気性の良いクロスで仕上げることで、大切な衣類をカビから守ることもできます。リフォームの実例として、六畳の和室の半分を思い切って壁で仕切り、三畳分の広大なウォークインクローゼットを作ったケースでは、他の部屋に溢れていた荷物が全て収まり、家全体が片付いたという喜びの声も聞かれます。床をフローリングに変えるという「面」の変化を、収納という「立体」の変化に繋げる。これにより、和室は単なる「予備の部屋」から、家中の整理整頓を支える「コントロールセンター」へと生まれ変わります。限られた住空間を最大限に活用するために、床のリフォームと収納の再設計をセットで考えることは、賢い住まい作りの定石です。スッキリと片付いたフローリングの部屋で、新しい生活をスタートさせてみませんか。
和室をフローリングにリフォームして大容量収納を作る